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元営業の駆け出しアラサーSEが、休日にMACと戯れた際の殴り書きメモ。日々勉強。日々進歩。

営業から未経験でエンジニアにキャリアチェンジをして早7年経った感想つらつら

2023-05-24

※ 独り言というか、ポエム的な内容となります、、苦手な方はお引き取りください

▶︎サマリ

  • 未経験からITエンジニアに転職した感想を書くよ
  • ITエンジニアと言っても色々あるけど、あくまで自分の経験を元に、国内大手Web企業のインフラ/SREエンジニアの前提で書くよ
  • 未経験からエンジニアに転職するにはぶっちゃけ年齢が大事だよ
  • 26歳以上なら、まずは今の会社の情シスに異動した方がスムーズかも
  • 転職がゴールではない。エンジニアになった後、楽しく働き続けられることが大事だよ

  • ▶︎はじめに

    まず最初に、「あんた誰?」という話を簡単に

  • 大学での専攻は文系(社会学)だが、文系というより「体育会系」。学生時代は、勉強より部活に殆どの時間と心を捧げた
  • 卒業後、新卒で外資系ITベンダー企業の営業職につく(学歴が無いので国内企業は軒並みESが通らず、外資しか受からなかった)
  • 営業2年目の年、未経験からITエンジニアとして大手国内企業に転職
  • 転職して7年経った今、出産育休を経て、子育てしながらそれなりに楽しく仕事を続けてる (※7年のうち2年間は産休育休)

  • 近年「未経験からエンジニア」が盛り上がっているようなので、微力ながら、自分の経験が、未経験からエンジニアへの転職を目指す人のお役にたてればと思い、
    自分が未経験からエンジニアに転職して7年経った感想をつらつら記載する

    ▶︎ITエンジニアの種類

    ITエンジニアと言っても色々あるが、自分は自分の経験しか書けないので、「ユーザー系(大手Web企業)×インフラエンジニア/SREエンジニア」前提で記載する

    まず、自分が「〇〇系」と言っているのは、商流の話(一般的な言い方はよくわかりません)

  • ベンダー系: ハードウェアやソフトウェア製品を売ったり、導入後の運用サポートをする(商流はSIer経由であることが多い)
  • SIer系: 色々なベンダー製品を組み合わせてシステムとして売ったり、製品導入やサポートフェーズで必要な技術力を提供する
  • ユーザー系(情シス含む): ベンダー製品やOSS製品を導入したりして、自社のシステムやプロダクトを作る。「自社開発系」って言った方が良いかも

  • 自分は、技術を深めるというより、とにかく物作りがしたかったので、「ユーザー系」を選択した

    次に、「エンジニアの種類」については、カバーしている技術範囲のこと

  • フロントエンドエンジニア: HTML/CSS/JavaScriptなどクライアント側をいじる人たち
  • バックエンドエンジニア: フロントに対してサーバー側をいじる人たち、プログラマーと呼ばれる人たちもここに含まれる認識
  • インフラエンジニア: ネットワーク、サーバー、ストレージなどをいじる人たち。オンプレだけでなくクラウドのインフラ管理も含まれる。SREもここに含まれるかな
  • 自分はハードウェアに興味があったので、インフラエンジニアを選択

    転職した当初は、納品や撤去、物理検証など、理由をつけてデータセンターに頻繁に足を運んでいた

    しかし、子供ができてからは地方のデータセンターに足を運んだり、昼夜問わず急な障害対応をするなどができず、
    社内で希望を出し、インフラ組織の中のSREエンジニアに転身した(絶賛修行中)

    ▶︎未経験からエンジニアに転職するには?

    ここからが本題
    未経験からエンジニア(フリーランスではなく雇われ)を目指した時、どういう人が受かるのか
    あくまで、自分の会社の採用傾向と、転職の際に利用したエージェントの話を参考に記載


    ▷ぶっちゃけ年齢が一番大事

    正直、一番大事なのは年齢だと思った
    自分の会社では、流石に30歳越えて未経験で採用された人は見たことが無い

    エージェントの担当者には、
    「26歳まではどこでもいける、それ以上だと厳しい」と言われた

    そんな言葉に後押しされ、自分は26歳になる年にギリギリ転職した

    他社の知り合いで、アラフォーで未経験からエンジニアに転身した人は、社内でキャリアチェンジしていたので、
    年齢オーバーしている人は、まずは社内でキャリアチェンジを考えるとよいかもしれない(情シスなど)


    ▷動機がしっかりしている

    私の同僚では、未経験からエンジニアになった人が何人かいるが、
    転職後、「なんか違った」となってる人はいない
    裏を返せば「なんか違った」となるような人は採用されないのだと思う

    未経験で採用するということは、それなりに育成コストがかかるわけで、簡単に辞められたら困るので、
    新卒同等、もしくは、新卒より歳を取ってる分、それ以上のしっかりした動機が必要だと思う

    私は、営業職が嫌だった訳ではなく、正直営業を離れる時は名残惜しくて泣いたし、
    エンジニアに転職して、年収も100万円以上減額した

    それでも、自分で作る仕事がしたかった

    また、将来子供も欲しかったので、子供を育てながら生涯働き続けると考えた時、
    障害時に真っ先に動かなければならない、「ITベンダーの営業」のままやっていけるイメージが湧かなかった

    営業として2年しか働いておらず、十分会社に貢献できないまま転職してしまうのは申し訳なさもあったが、
    年齢のタイムリミットもあり、キャリアチェンジするには今しか無かった


    ▷資格は無くて良い

    自分は、転職動機を裏付けるために、営業時代、週末はITスクールに通って、
    LPICやCiscoの資格を取得してから転職に望んだ

    しかし、転職後、同様に未経験でエンジニアとして入社した同僚をみると、
    殆ど資格を持ってる人はおらず、資格を持っていること自体は、選考にはあまり関係無かったと思う

    企業によるかもしれないが、
    未経験エンジニアを募集しているということは、別に入社時点での技術力に期待しているわけではないはずだし、
    いくら資格の勉強をしても、やはり実務経験には敵わないので、
    資格を持っていることより、前職の話とか、社会人経験が短ければ大学の専攻の話とかを語れた方が、面接は盛り上がると思う
    (自分が面接でそれができたかは自信ないので偉そうに言える立場ではないが、、)


    ▷できることなら大手に

    これまで、自分が「大手企業に転職した」と強調してるのは、
    大手企業の方が、未経験エンジニアとして長く働くにはおすすめできると思ったから。

    大手企業の方が、研修制度が整っていたり、技術書を会社の経費で買えたり、勉強できる環境が整っている

    また、これはエンジニア職に限った話では無いが、自分はキャリアチェンジした理由の一つに「出産後も働き続けたい」という想いがあったので、産休育休制度が整っている大手企業の方が都合が良かった

    ▶︎未経験エンジニアとして楽しく働くためには

    ここからは転職した後の話

    もちろん、転職がゴールではなく、その後の長い人生で、エンジニアとしてどう働くかの方がはるかに重要

    自分は「エンジニアとして成功するには、、」など大層なことは言えないけれど、
    転職して7年経った今も「今の仕事が楽しい!」と声を大にして言えるので、
    「楽しく働き続けるコツ」については、皆さんに参考になる情報をお伝えすることができると思う


    ▷自分の価値を見出す

    楽しく働くためには、自分の「スタンス」というか、「価値」を見出す必要がある

    どうやって?と言われると、それは人それぞれなのだが、
    未経験でエンジニアになった場合、それまで情報系一筋でやってきたゴリゴリのエンジニアさんたちが持っていない経験を持っているはずなので、それを活かすべきだと思う

    営業で培った経験も絶対無駄にならない、と、自分は信じている

    自分は、営業時代に先輩から言われた
    「お客さんが喜んでくれるならやれば良いじゃん」
    という言葉を今でも大切にしている

    この考え方は、エンジニア職になっても変えていない
    相手が喜んでくれることなら、迷わず実行するようにしている

    ごりごりのエンジニアさん、特にインフラエンジニアは、対応するか否かに慎重になる人が多いので、賛否両論あることは重々承知しているが、
    自分みたいな「馬鹿みたいにとりあえずやってみる人」が1人くらいいることで、組織の視野を広げられていると自負している

    また、自分は、頭が良い方では無い上に、育児しながらの時短勤務なので、
    ゴリゴリのエンジニアさんと比較して、技術の深さでは到底敵わないことがわかっている

    なので、「広さ」で価値を出したいと思っている

    インフラエンジニアなのにフロントも知ってたらおもろいと思って、HTML/CSSの勉強してみたり、
    仕事で使っているツールや技術とは違うものを休日にあえて触ってみたり、
    浅くても、皆がやらないことに意識して取り組んでいる

    自分もまだまだ手探りではあるが、自分の価値を見出して、
    自負でも良いので、組織に役立っている実感を得られるようになったら、エンジニアとして長く楽しく働き続けられると思う


    ▷自分で仕事を探す

    あとは、「自分で仕事を探す姿勢」も、楽しく働くコツだと思う

    やはり、自分がやりたい仕事をするのが一番で、待ってるだけでは「余り物のつまらない仕事」を振られてしまうので、
    その前に、自分で仕事を探して「これやりますから!」と動いた方が、断然楽しく働けると思う

    ▶︎未経験からエンジニアに転職してよかった?(さらに、母親になって思うこと)

    最後に、未経験からエンジニアに転職して、7年経った率直な感想

    転職したことに関しては、間違いなく、良かった

    「今の仕事が楽しい!」と声を大にして言える

    転職当初思い描いていた「ものを作ること」ができていることもあり、とても楽しい

    ただ、子供が産まれて、母親になって思うことは
    「とにかく勉強時間が取れない」

    今は、独身時代に勉強してきた「なけなしの知識の貯金」を切り崩してる状態

    昔は、土日はDotsやCompassで探した勉強会に足を運んだり、カフェでゆっくり勉強したりしていたが、
    今は土日の日中は子供につきっきりのため、子供が寝た後のくたくたな状態で、勉強の時間を作るしか無い

    そして、たとえ夜に勉強時間が取れたとしても、すぐに0歳児の夜泣きに中断されてしまう

    そんな状況なので、正直なところ、
    今現在は、思い切り仕事を楽しめてはおらず、自分に合ったワークライフバランスを探っている最中である

    なんとなくではあるが、
    子供が未就学児うちは、出世できないかもしれないし後輩に抜かされるかもしれないが、この状態で踏ん張り、
    子供が小学生になる頃に、また仕事に没頭できるようになればと思っている

    ▶︎あとがき的な

    大した話は書けませんでしたが、
    この記事が、未経験からITエンジニアに転職を考えている人の一助になれば幸いです

    また、最近「未経験エンジニアはどうせ離職するでしょ」などのネガティブな意見を見かけるので、
    未経験エンジニアでも、長く楽しく働いている人もいるんだ、ということも知ってもらうキッカケになれば嬉しいです


    以上、長文駄文失礼、、!